【202C0862-GP-TY】SV　ルドゥーテ【葡萄の木】　ペンダントブローチ

　正確さを要する植物画において、情緒あふれる繊細な美しさを表現した「花のラファエロ」ともよばれた画家ルドゥーテの「葡萄の木」というボタニカルアートにインスパイアされたカラフルでかわいらしいブローチペンダントです。

　ピエール・ジョセフ・ルドゥーテは18世紀後半から19世紀半ばにかけてフランスに活躍した「バラの画家」「花の画家」として知られる宮廷画家です。マリーアントワネットやナポレオン皇妃ジョセフィーヌの知遇を得て優美な花々の作品を多数残しました。高度な銅版画の技術と丹念な手彩色によって表現された花々は繊細で洗練されており芸術性を備えた博物図譜として高く評価されています。

　サーペンティンは、古来より見えない危険から身を守る石とされ、夜道や旅立つ時にに見つけられました。
　葡萄の葉と枝の部分には黄色にラメの入ったエナメルを、サーペンティンの上に乗った飾りパーツには金メッキを施し、同じ色彩できらめきの違いを魅せるカラー作りを模索しました。

　たくさん実をつけてたわわに実る葡萄は縁起のよいイメージを感じさせ、幸福感を覚えるような作品に仕上がりました。つややかなサーペンティンを立体的に石留めしてありますのでみずみずしいさわやかな印象です。